インハウス型デザイナーのメリット・デメリット

2015年8月22日

わたしは、中小企業に在籍しているハウスデザイナーであり、WEB管理と販促関連、SEOにも従事していますが。
実際のところインハウス型のデザイナーというのは部署的には枠がないため、他部署に属する形で現在業務を勤しんでいます。
ハウスデザイナーとは9割以上が社内の販促関連の制作やWEBサイトの更新にほぼその日の作業をあてることになります。
実際のハウスデザイナーのメリットデメリットについて今回はお話していきます。

メリット

ひとつのブランドを育てることに集中できる

デザイナーというのが多くの企業のデザインを請け負い、提案してその企業イメージに沿った販促物やWEBサイトを作るのに対して、集中して一社のブランドのみでデザインができる、良くも悪くもといったところはあるが、やはり業務も理解している分当然顧客層への訴求力は他のデザイナーよりも要点を抑えることができる

WEBサイトも紙媒体も両方できる

販促のデザイナーにはDTPとWEBデザインと大きく2種類がありますが、今の時代においてはペーパーレスが進み、WEBデザインの方にウェイトが多いものの、やはり両方ができなければダメです、システムは外注ですが簡単な仕組みは私自身で行います。

ほぼ一人の為やりたい放題

デザインも全ては自分次第、ロゴから販促のデザイン、ウェブサイトも全て私のやりたいことを詰め込めることができます。基本的には自由にやっていますが、やはり要点をしっかり掴んでいないと逆に失敗を招くため、しっかり足元を見据えたデザインを心がけています。

デメリット

孤独

とにかく相談する相手もいないため、自分一人で解決しないといけないことが多いです、ストレスも溜まりますしそれなりの技術を使っても感動を共有しあえる仲間がいません。

基本的には孤独なのです。

デザインの幅が狭まる

自社のデザインばかりしていると、やはりデザインの幅が狭まります。デザイナーというのはいろいろな会社の販促に携わりながら自分の引き出しを増やしていくのが基本ですが、その引き出しを作るのも独学が常に必要。ものの視点を常に変えながらアンテナをはっていなければ成長することはできません。

迂闊に休みはとれない

担当者が一人だと中々体調を崩しても休みをとることが難しくなりますし、残業も増えます。会社が後釜を用意するだけの人材確保にまで予算が回らないのが中小企業です、大企業のようにチームを組むことも難しいのが現状なので、諸刃の剣なのです。

総括

ほかにもいろいろありますが、インハウスデザイナーは様々な能力を時に要求されます。ただのDTPデザインだけでもダメですし、WEBデザインだけでも難しい、デザインだけではなくSEOなど知識や販促手法まで、マーケティングの能力も要求されます。

WEB担当となればその要求は高まり、システム関連の知識も必要でSEに近いこともやっていきます。そこまで規模の大きい要件をまとめるわけではないですが、やはりそのあたりの知識があるかないかで取引先とのやりとりも大きく変わってきます。

外注のコントロール、そして見積もりの選別、価格交渉なども問われてきますのである程度経験を積んだ人間の方がハウスデザイナーには向いていると思っています。

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