企業が行うべき炎上対策とは?久々にいい本に巡り合えた

2015年10月11日

炎上というのはすでに社会現象の一つとも言えます。もともとこう言った炎上は昔から存在していますが、時代が進むにつれて速度と変化はするのは当然だったと言えるでしょう。

そんな中で「ネット炎上対策の教科書」という本に出会いました。

ネット炎上対策の教科書

現代における炎上の例を取り上げ、それに対して企業が行った火消しの失敗例と成功例を紹介しながら企業の炎上に対して必要な事前対策などについても触れています。

ハウスデザイナーとはいえ、この題材は非常に大事な項目。企業における販促内容や企画、そしてTwitterなどについてもリテラシーを踏まえた上でのマニュアル作成なども書かれています。

炎上といえば、企業の異物混入が最近は話題になりました。マックやペヤングなどの虫の混入によるユーザー側からの告発。Twitterという大きなツールが瞬く間に様々な人々の目に触れ一瞬にして話題になりニュースでも取り上げられるほどに、その速度はわずか1日にして日本中に知れ渡ることになりました。

個人が今や簡単に企業に対しての不平不満をネット投稿、以前は掲示板などが主流だった為、一部のコアなユーザーのみで盛り上がっていたものが、スマートフォンというインフラが個人のつぶやきをより多くの人の目に触れる形になってきたことで、誰でも容易に世界中に発信できる機会が増えたこと。

技術の進歩と人々のリテラシーがイコールとまではいかない現代の問題点がこうして多くのSNSでの炎上を招いています。

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企業がどれだけ気をつけていても、それに従事するスタッフなどが一度軽い気持ちで発した発言が、あっという間に拡散し取り返しにつかないケースになる場合が多くあります。

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人々のちょっとした言葉の掛け違い、そしてその一部を切り取られ全く違う内容にされ、話題性でより多くのメディアや個人ブロガー、そしてまとめサイトなどに取り上げられ、デジタルタトゥーとなり企業の力だけでどうにもすることができないほどに情報が次々とネットで取り上げられ、これをすべて削除することは不可能となっているのが現在のネット社会であります。

すき家のアルバイトの投稿は、個人的に言えば衝撃的であり、ありえないと考えていた行動が連続して起こりました。個人の顔出しでこのような倫理観のない行動を普通にアップする行動はのちに問題なるということを全く想像していないということに驚きを隠せなかったのです。

気軽にウケねらいでやったことでしょうが、結果的に社会的にこの写真は拡散され、バイトもクビになり本人の将来にも大きく傷がついたことでしょう。企業に就職しても、彼の行動がバレしまう場合もありえます。

ちょっとした行動が将来の大きく傷がつくということが理解できていないのが若さゆえといえばそれまでですが、やはり褒められたものではありません。

この本を読めばわかるのですが、私が知らなかった事例も多くあり、わかりやすくまとめられ、どれがいい対応だったかをしっかり描かれています。

企業が今後ウェブを含めて運営していくために、この書籍は非常に大事な一冊であることがページをめくるに連れて気付かされます。

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企業がどんなに気をつけたとしても、炎上はが起こる可能性は絶対にあります。

その時に火消しする対策でやってはいけないことは「もみけす」「言い訳」「認めない」など消費者に対してネガティブなイメージを与えてはいけません、問題となった件について真摯な対応を心掛けることが大事だということを改めて気づかされました。

問題が起こった時には必ずスルーをすることも当然ダメです。炎上した時の企業姿勢が返って消費者の信頼につながる場合もあります。

「ピンチこそチャンス」と捉え、ここぞという時には誠実な対応がネガティブな内容を一転ポジティブに変換させることができます。

この本は会社の人たちにも読ませておきたい良書です。企業で販促担当されている方は特にこの本はお薦めしてしたいです。

炎上の歴史や、対策と事例。まさにこの一冊は企業の姿勢そのものを見直すいいきっかけになると考えています。

イラストACで素材をダウンロードできます

炎上対策向けのイラストを作ってみました。よかったダウンロードして使ってみてください。270837m

ダウンロードはこちらからお願いします。

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